どうもIROKANです。
先日「サイボーグ時代」という著書でも有名な吉藤オリィさんの講演会に行ってきました。落合陽一さんからも認められる若き天才の講演は本当にすばらしいものでした。
黒い白衣で登場したときは正直どんな講演になるんだろーって思っていましたが、終わったときにはその気持ちは一変、ファンになっていました。天才と呼ばれるオリィさんの魅力に迫ってみたいと思います。
吉藤オリィの経歴
1987年奈良県出身、現在は株式会社オリィ研究所の代表取締役所長を務めていらっしゃいます。
高専から早稲田大学創造理工学部に進んだのはいいものの、自分の入りたい研究室がないことに直面、それなら自分で作っちゃえ!!とオリィ研究所を作ったそうです。おもしろいですね。在学中に分身ロボットOriHimeを開発。米Forbes(フォーブス)が選ぶアジアを代表する青年30名「30 under 30 2016」にも選出されています。
吉藤オリィの講演会で学んだこと
真面目で堅い人なのかな〜と思ってたら、とてもエネルギーが高くおもしろい方でした。
本当に涙なしでは聞けない講演でした。うるっと来る場面が多々ありました。
オリィさんのビジョンは「世の中から孤独をなくすこと」。
障害者が孤独を感じることなく、社会に出れるツール開発を行っています。
視線だけで操作可能なツールを開発して、寝たきりで外に出れない方を雇用していることにとても感動しました。そこで役に立つのがOriHimeというロボット。動いてしゃべって、自分のできないことを代わりにしてくれます。
手足が不自由な状態でも社会と繋がれること、寝たきりで動けない人も外の人と繋がって働きたいという想いがあることを知りました。
ボディシェアリングという考え方は初めて聞きましたが、今後の世の中において必要なものだと感じました。
できないことをお互いに補っていくことで人生をよりよいものにしていく考え方です。
人間は完璧である必要がなくなります。そのために使うのが、「NIn-Nin」というロボット。
例えば、
目が不自由な人にとって、外で歩くことは危険です。その人の代わりに誰かが目になってあげることができたらいいけど、いつも側にいるのはなかなか大変。そこで、目が不自由な人の肩にロボット「NIn-Nin」を載せ、脚が不自由な外に出ることができない方が目の代わりをします。そうすることで、お互いが目と脚をシェアリングでき、双方にメリットが生まれます。
分身ロボット「OriHime」をもっと広めたい
OriHimeを必要としている方が世の中にたくさんいると思います。
オリィさんがおっしゃっていました。
「研究で一番大変なのは、広まっていかないこと」
ぜひ、SNS等を活用して、OriHimeを広めて欲しいそうです。
吉藤オリィの本
サイボーグ時代という本は一読の価値有りです。
まとめ
吉藤オリィさんの講演に行って、自分の想像外の世界を知りました。こうやって世の中を変える若き天才がいることを知れてとてもうれしいです。今後もオリィさんを応援していきたいと思います。