暮らす|LIVE

デロンギマグニフィカSを買ったけど、2ヶ月で手放した理由

マグニフィカS
ライター・T
ライター・T
「美味しいカフェラテが家で飲めたらどんなに最高だろう」

その想いで全自動コーヒーマシンやエスプレッソマシンの購入検討をしている人は多いことかと思います。購入の選択肢によく挙がるのが、デロンギのマグニフィカS 。家電量販店でも目立つ場所にディスプレイされているし、デザイン性も高いので目を引きますが、果たして買いなのでしょうか?

今回は、忖度なしでマグニフィカSを徹底レビューします。(僕が買ったのはECAM23120BNです)

手放した理由:クレマが出にくい

いきなり結論ですが、僕が2ヶ月でマグニフィカSを手放した理由は理想とするクレマが出なかったから です。正直最初は満足してましたよ、こんな美味しいカフェラテが飲めるなんて幸せじゃんと…。

でも人間はこだわりだすと、不満が見つかります。特に最近はYouTubeでエスプレッソを抽出する動画がたくさんあって、そこと比較した際に見劣りしてしまうことに気づいてしまうんですよね。

ライター・T
ライター・T
えっ、そんなトロトロのクレマ出ませんけど。

マグニフィカSである程度のクレマを出す方法

ただ、マグニフィカSで全くクレマが出ないかというとそんなことはなく、こだわればある程度は出ます。もうマグニフィカS買っちゃったよ!!っていう人は参考にしてみてください。

焙煎から2週間以内の豆を使う

コーヒー豆も植物の一種です。新鮮な野菜の方が美味しいように、コーヒー豆も新鮮な方が美味しい。特に焙煎後の時間経過が重要で、2週間を過ぎると味が落ち、クレマが圧倒的に出にくく なります。ただ、焙煎したてのコーヒー豆を買おうと思ったら、焙煎をやっている珈琲屋(例えばやなかコーヒー)に行くかネットで買うかの2択。スーパーの豆やスタバの豆、カルディの豆は焙煎日の記載がなく、正直いつ焙煎したのかわからない代物。せっかく高いお金を出して買ったのに、クレマ出ないじゃん…と悲しい目に遭いたくなければ、ネットでポチるのがおすすめ です。

ちなみに、僕は最初、以下を試しました。

  • スタバ エスプレッソロースト
  • 無印良品 ラテ用ブレンド
  • 成城石井 エスプレッソ
  • カルディ マイルドカルディ

ただ、全然満足するクレマが出ないんですよね(マグニフィカSを使った場合)。そこで購入したのが、珈琲きゃろっと のコーヒー豆。この店は注文してから焙煎してくれるし、何よりローストマスターズ優勝しているという実績もあるので間違いなしです。
珈琲きゃろっと

ライター・T
ライター・T
あぁ焙煎したての豆ってこんなにクレマ出るんだ

と実感できるはず。

以下のリンクから購入できます。送料無料のお試しセットはマジでお得です。400グラムで2,138円(税込)なので、圧倒的にお得です。
大人気の【送料無料】お試しセット
コーヒー通の豆専門店

だけど、まだ全然ダメ。理想とするクレマではないんです。そこで、試してみて欲しいのは、

グラインダーノブで豆の挽き具合を調整

購入時点では「5」に設定されていますが、これを小さな数字の方に回すと、挽き具合が細かくなり、クレマが多少出やすくなる可能性があります。

※グラインダーノブは、豆が挽かれているとき(グラインダーが作動中のとき)のみ動かしてください。
※グラインダーノブを回すときは、1度に1目盛以上回さないでください。

ライター・T
ライター・T
僕も「1」まで試してみましたが、正直変化はそれほどわかりませんでした。

豆量調整ノブで豆量を変えてみる

豆量調整ノブをMAXの方に回して、コーヒー豆の量を増やしてみましょう。多少クレマが出やすくなる可能性があります。

ライター・T
ライター・T
僕も「MAX」まで試してみましたが、正直微々たる変化しか感じませんでした。

挽いたコーヒー豆を使う

次は、粉の粒度に注目しました。というのも、マグニフィカSって抽出時間が相当短いんですよね、あっという間にエスプレッソが抽出されてしまう。ボタンを押してから抽出完了まで8~10秒ぐらい。エスプレッソ抽出時間の理想は25秒 なので、それに近づけたいわけです。でも、全自動なので「グラインダーノブで豆の挽き具合を調整する」か「豆量を調整する」ことしかできないマグニフィカS。僕らに大きな改善の余地を与えてくれません。

全自動じゃなかったら、グラインダーで豆の挽き目を変えたり、タンパー圧を変えたりできるんですけど、マグニフィカSは全自動。そこで、最初から極細挽きにされた粉を直接マグニフィカSに入れてみることに…。(マグニフィカにはコーヒー粉から入れる機能が備わっています)

ライター・T
ライター・T
僕も近くの自家焙煎の店で「極細挽きの深煎り豆」で試してみましたが、正直微妙でした

結局、理想とするクレマは出ません。 挽き目を細かくしても、豆量を増やしても、挽いたコーヒー豆を使っても、理想とするとろとろエスプレッソからは程遠い現実。正直ここで満足してしまおうかと思いました。

ライター・T
ライター・T
だって味はある程度いいから!!!

セブンイレブンのカフェラテと比較すると10倍ぐらい美味しいし、スタバのカフェラテと遜色ないレベルになりました。だけどもだっけど、満足できないんですよ。理想はとろっとろのエスプレッソなんですから。

そこで、最後の手段。デロンギの人に聞いてみました。

デロンギに問い合わせてみた

これ神サービスだと思います。自宅にいながら専属スタッフと1対1でオンライン相談ができます。しかも無料!!!!!(デロンギオンライン相談室で検索してみてください)早速予約をして、当日を待ちました。もうクレマを出すために必死だったので、その日が待ち遠しいこと、待ち遠しいこと。

デロンギの担当者はとっても丁寧に説明してくれました。クレマが出ないんです!と率直な悩みを打ち明け、僕がやってきた対策を切実と語りました。そしてその担当者から出た一言に衝撃を受けました。

デロンギ担当者
デロンギ担当者
マグニフィカSはある程度の味を作るのに最適ですけど、クレマを出すのには向いていないんです
ライター・T
ライター・T
マジっすか

そう、つまりマグニフィカSという全自動コーヒーマシンを使っている限り、70点は出せるけど、100点は出ないんです。100点のエスプレッソやクレマを出したいのであれば、別のエスプレッソマシンを買う必要があります。

そこで、デロンギだとどのエスプレッソマシンがおすすめか聞いてみました。

一押しはECO310のエスプレッソマシン だそう。

この機種は他の機種と違い、クレマ増幅弁(なんちゃってクレマを出す装置)が付いていないので、こだわればとろっとろのクレマを出しやすいそうです。ただ、もちろんそこまで行くには技術の向上が必要なので、こだわれる人はチャレンジしてみてください。

だけど、僕がデザイン的に好きだったのは、デディカEC680M。こっちはどうかも聞いてみたら、クレマ増幅弁を外すなどすれば、いいクレマが出やすいそうです。

結論:マグニフィカSを手放しました

はい、秋葉原のヨドバシカメラで69,800円で購入したマグニフィカSは、メルカリに出品され、新しい持ち主の元へと…。2ヶ月しか使っていなかったのに。。。ぜひ僕のように後で後悔しない人が出ませんように。

ただ、もう一度言っておきますが、スタバやベローチェ、タリーズレベルのカフェラテであればなんとか到達できます。それ以上を求めない人であれば、マグニフィカSは最高の買い物になると思います。だって、全自動で抽出も楽だし、ミルクスチームも申し分ないし、お手入れも楽。

ライター・T
ライター・T
僕はデディカEC680Mに乗り換えました

これについてはまた別記事で紹介しますね。

ぜひみなさんが最高のコーヒーマシンに出会えますように。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です