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【書評】「僕は自分が見たことしか信じない」W杯で進化した姿を見せた26歳内田篤人

サッカーボール

今回は書評記事です。みなさんうっちー好きですか?

僕は男ですが、男から見てもうっちーはイケメン、それは顔だけでなくメンタルも。そんなうっちーのイケメンぶりが体感できるのがこの本、「僕は自分が見たことしか信じない」です。

著者 内田篤人
平成25年6月15日初版
発行所 株式会社幻冬舎
定価 724円(税別)

僕は自分が見たことしか信じない 文庫改訂版 (幻冬舎文庫)

きっかけ

友人に大のウッチーファンがいた。この本いいから!!と勧められてはいたが、なんとなく手にとっていなかった。しかし、2014年W杯が開催し、ウッチーの縦横無尽に走り回り、前線で躍動する様を見て、彼の生き方に興味が沸いた。決して目立つポジションではないが、そこでも圧倒的な存在感を見せるウッチーの心の裏側を知りたいと思い、購入しました。

目次

本書の目次は以下の通りです。
まえがき
1  函南、清水東、鹿島、そして日本代表
2  サッカー選手に必要な資質
3  男らしく生きたい
4  内田篤人は誤解されている
5  僕はひとりではない
6  内田先生から子どもたちへ
7  ルール
8  シャルケ04での日々
あとがき
 

印象に残ったところ

やっぱりなんだかんだ言っても、ワールドカップのピッチに立ってみたいんだよ。だってこのままじゃカッコわるい。ワールドカップに出られないまま、サッカーをやめてしまったら、その後ずっと後悔すると思う。

これは、本の帯の記載。内田自身にも数々の葛藤がある。南アフリカ大会ではベンチ入りしたにも関わらず出場できていないという悔しさがあった。夢を実現していく内田の姿が眩しい。
生き方がかっこわるいのは嫌だと思う。どうせその分野で努力しているなら最高峰までいきたい!!!それが男ってもんだなって思った。

■19歳日本代表初選出
内田自身、最初に日本代表に招集されたときに浮かんだ言葉は「俺なんかでいいの?」だった。Jリーグ鹿島アントラーズで優勝したとはいえ、若干19歳の若者が代表に入るのは相当なプレッシャーだっただろう。いつも笑顔でなんでもこなす雰囲気だが、実際は代表に行くことに、気が重くて億劫だったのだ。「役が人を作る」という言葉がある。まずは背伸びして環境に飛び込むことで大きな成長がある。

■涙

僕は周りの人に弱みを見せたくないし、本心を知られたくないと思っている。そう思う理由の一つとして、自分が苦しんだこと、つらかったこと、頑張ったことはおくびにも出さず、涼しい顔をして何かを成し遂げたいと思っている、というのが大きい。

そうだったんだ!!が印象。そして男としてかっこいい。
実際はプロ一年目、その厳しさ、プロとしてのプレッシャーに苛まれ、布団で涙し、眠れない夜もあったという。また、屋上から飛び降りようと考えたこともあるらしい。
そんなことを見せずに、淡々とやる姿が人を引き付ける。

■鹿島への恩返し
内田は移籍後も帰国した際は鹿島のクラブハウスでカラダを動かす。その際に記者の方に、その期間練習しますよーと自分から言うようにしているようだ。その情報が流れ、多くの方に来てもらいたいと思っているからだ。これはなかなかできることじゃない。誰かのために行動できる、それが内田の強さだと思った。

まとめ

見た目だけではわからないうっちーの内面の強さを感じる良書。かっこよく生きたいという自分の美学をもっている人にはお勧めですね。僕もうっちーのように、どうせ目指すなら最高峰!と決めて行動していきます!!

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